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真綿 手伸ばし体験に参加

日々毎日、忙しく過ぎ去っていって気づいたらッという間に1か月!3か月!半年!たってた!?ということはありませんか。

私はしょっちゅうそうなってます。汗

 

でも、50歳を過ぎてからは意識して日々の時間を楽しまないともったいない!という考えに変えていってます。
だって、残りの人生の時間はどれだけ元気に動けるかわからないじゃない?
人生の終わりが来たときに後悔しないためにも、楽しむ時間を持つことが大切ですよね。

 

周りを見渡して、イキイキしている50代の人達は、みんな好奇心が旺盛な気がします。
興味を持ったら行動して楽しむ!その時間がイキイキとして表情になるんですよね。

50代、あきらめないで楽しみましょう!

好奇心を忘れないようにしたいと思っていたら、先日友達に「真綿の手引き体験」に誘われて参加してきました。

刺繍が趣味なだけあって、手仕事が大好きなんです。

 

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真綿(まわた)とは

真綿?手伸ばし?よく分からないけれど、面白そうじゃない!と何も知らずに参加。

 

そして、私はものすごい勘違いしていたことを当日知ります。

 

真綿=綿花(木綿の材料)だと思っていたんです。

木綿の材料

真綿=絹(シルク)でしたー!!

真綿の材料

 

あまりの知識のなさが恥ずかしい…

友達と話していても、なんとなく会話がかみ合わないような…と感じていたけれど、そりゃかみ合わないわ。

真綿とは蚕のつくる繭玉を引き延ばした「絹の綿」。

成分はシルクと同じもので、いわゆる「木綿」とは異なります。

繭は一本の糸からできており、

1つの繭の総延長はなんと1000メートル以上。

この天然の超・長繊維のおかげで、強くて軽く、保温性が高い

「真綿」が出来上がります。

 

山脇源平商店のパンフレットより

 

こんな知識がなくても楽しめるのが体験の良いところですよね。

 

近江真綿 - 山脇源平商店へ

滋賀県米原にある山脇源平商店へ行ってきました。

HPはこちら:山脇源平商店

 

昔ながらの住宅街の中に工房がありました。

ご挨拶をして、近江真綿についての簡単な説明をうけながらサンプルで置いてあっった角真綿を触らせてもらいました。

 

フワフワ軽くて、すごく気持ちがいい!!!

手荒れしているので、細い繊維がひっかかるくらい繊細な手触りでした。

 

 

簡単な説明を受けてから、いざ作業場へ!

 

大きな木のたらいにぬるま湯をはり、その中で一つずつ繭から蛹を取り出して繭を伸ばしていきます。

あざやかな手仕事!

見ていると簡単そうだけれど、やってみるとちょっと難しい。
糸が切れそうでこわごわ引き延ばすと伸びないし、むらになりそうだし。

 

でもスタッフさんが丁寧にコツを教えてくれたので、何個か体験しているうちに、それなりに出来るようになりました。
四角の枠にきゅきゅっと貼り付けるように伸ばすのが楽しい!!

 

このぬるま湯の中に手をいれていると、しっとりふっくらしてきたー!

 

シルクの成分は人の肌とほぼ同じ構成です。

シルクはフィブロイン(繊維質)とセリシン(にかわ質)で構成されています。
フィブロインは昔から手術の縫合糸などに使用され生体親和性が高いことが知られています。
フィブロインを構成する18種類のアミノ酸は人の肌とほぼ同じでペーハーも弱酸性です。
また、人がもともと持っている皮膚の保湿成分であるNMF(天然保湿因子)とも組成のバランスが似ています。

 

こちらのサイトを参考にしました:アーダン・シルク化粧品

 

作業をしているスタッフさん達も、手がつやつやでした。

仕事がお休みになると、手がかさつくらしい…シルクの持つパワーすごいですね!
少し触れただけで肌で実感出来ることが凄い!

 

角真綿作りの体験をした後は、真綿の布団を作る作業を見せてもらいました。

一枚の角真綿が大きく薄く伸びていきます。

1つの繭から取れる絹糸は1000m以上!しなやかで切れることがなく、薄く伸びていくのは感動ですよ!

 

そして絹糸、真綿って本当に美しい。

 

なぜ真綿布団が高級なのか

 

お布団の中を作る工程を見せてもらって感じたことは、とにかく作業が丁寧。

一枚一枚の角真綿を手作業で伸ばしていきます。

厚さがばらつなかいように、使っているうちに中身が偏らないように、丁寧に丁寧に一致枚ずつ重ねていきます。

掛布団を1枚作るのに使われる真綿は、1kgほど。

繭にして、およそ3000個!!!

貴重なシルクがそれだけの量が必要になります。

蚕が繭をつくってくれなければ、絹はとれません。
1年に1度だけのチャンス。
近年は、蚕がダメになるウイルスの発生で、繭になる直前に大きな被害が出る場合も多いそうです。

 

市場に出回っている真綿布団の材料の多くは、材料となる繭を輸入に頼っているのが現状です。

伝統ある産業ですが、後継者不足もあり将来的な展望はかなり厳しいものだと社長さんは話してくれました。
近江真綿としての歴史は270年です。
見学に行かせてもらった山脇源平商店は2018年から養蚕の事業をスタート。

 

農業の放棄地に桑を植えて桑園にし、工程で廃棄となる蛹は魚の養殖の餌とする。

SDGsを実践し、より良い品質のものを生み出し継承する努力をしています。

 

最高級の品質を維持するために、職人さんを守るために、伝統を繋いでいくために、多くの人に知ってもらいたいと活動を続けていました。

 

高級な真綿布団には、高級な意味がきちんとありました。

 

その奥深さに驚きながらも、手仕事の歴史にワクワクしっぱなしでした。

 

昔からある素材は、地球への環境負荷も軽く、いつかは土に帰ります。
そして真綿布団の場合は打ち直しという形で、大切に長い期間私たちの眠りを守ってくれます。
物を大切にすることに繋がる品質は、その在り方そのものがSDGsと言えるのではないでしょうか。

真綿布団、どこで買えるのか?

真綿布団の値段は様々です。

 

いつかは真綿のお布団で眠ってみたい!!!と妄想を持ちつつ、調べてみました。

 

最高級のお布団は、こちら!

寝具の西川オンラインショップ

 

楽天市場・Amazonでも近江真綿のお布団を見つけました
こちらのほうが、ちょっとお安い。いや…高いけれど…

私は、いつか真綿布団を買う!という目標をたてました笑
人生に一度くらい真綿のお布団に包まれて眠ってみたい!

 

 

今回の真綿の手伸ばし体験は、本当に充実した学びの多い時間でした。

綿花(木綿)と勘違いしていた私でも、本当に楽しめた!

 

なんとなく面白そうって思ったことに飛び込んで見ると、充実した時間をすごせるし活力が湧いてくる気がします。

ワクワクすること、やりたいですよね!

 

 

今回参加した体験は、こちらから申込しました。
興味ある体験があるかもしれません!
チェックしてみてくださいね

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